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坪単価はどのように調べられるのでしょうか。ここでは、坪単価の基本的な計算方法や調べる上での注意点などを紹介します。
坪単価を調べるには、まず不動産市場で取引される実勢価格を確認するとよいでしょう。ただ、実勢価格を確認することは難しいため、目安として公示地価から計算して確認することをおすすめします。計算の内容としては、公示価格に1.1もしくは1.2を掛けることで算出することができます。
公示地価とは、国土交通省の土地鑑定委員会によって定められた標準地を調査し、公表される土地の価格です。土地の取引などさまざまな土地取引の目安として活用でき、国土交通省のHPなどから検索することが可能です。
参照元:国土交通省|不動産情報ライブラリ
(https://www.reinfolib.mlit.go.jp/landPrices/)
坪単価の基本的な計算方法は、「本体価格(建築費用)÷延床面積」です。例えば、本体価格が4,000万円、延床面積80坪の家の場合、坪単価は50万円になります。
坪単価を計算する前に、延床面積と建築面積の違いも把握しておきましょう。延床面積は建物の各階の床面積の合計値です。一方、建築面積は建物を真上から見たときの面積を指します。
基本的な坪単価の算出方法は紹介したとおりですが、ハウスメーカーや工務店によって細かな計算方法は異なります。そのため坪単価だけに注目するのではなく、メーカーごとの計算方法も併せて確認して比較することが大切です。また坪単価が費用のすべてではないため、あくまで目安として考えるようにしましょう。
マンションは公正競争規約が制定されているため坪単価を比較しやすいですが、注文住宅では坪単価の明確なルールがありません。そのため、住宅メーカーや工務店によって計算方法が異なる場合があります。
本体価格を延床面積で割って算出するのが基本ですが、施工床面積で割って算出することもあります。施工床面積はバルコニーや吹き抜けなども含むため延床面積よりも大きい数値になり、施工床面積で割るやり方の方が坪単価は安くなります。
延床面積の大小にかかわらず、お風呂やキッチン、トイレなど、生活に必要な設備は変わりません。建築にかかる人件費や資材運搬費などは延床面積に関係ないため、同じだけ費用がかかります。つまり、延床面積が小さいほど建築費用を割る値が小さくなるのです。
そのため、延床面積が減ると坪単価が高くなります。延床面積が小さいにもかかわらず坪単価を安くしたいなら、お風呂やトイレなどの設備のグレードを下げたりする必要があります。
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