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当記事では、注文住宅を建てることを検討している方のために、おさえておきたい防犯対策についてまとめています。主な侵入方法や狙われやすい立地、住まいの特徴などをみていきましょう。空き巣などに狙われないようにするための防犯対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
空き巣を狙った住宅侵入のうち、特に多いと言われている侵入経路が「戸締りをしていないドアや窓」です。その次に「ガラス破り」が続きます。施錠をしていない窓や1日中開けたままにしているドアを、泥棒は物色するものです。そして、アパートやマンションよりも、1Fに玄関や窓などがたくさんある戸建て住宅のほうが、より狙われやすいです。
数十年前までは「ピッキング」「サムターン回し」などの方法で、施錠してあるドアを開けて侵入する手口が多くみられました。けれども時代の流れと共に、侵入の手口も変わってきています。ドアの仕様変更が進んだことで、そういった古い方法では侵入が難しくなっているためです。
その結果として、現在では、ドアではなく窓が圧倒的に狙われやすい侵入経路となっています。
1階をきちんと施錠しておけば大丈夫だろうと思ってしまうかもしれません。けれども、それでは不十分です。特に注意しておきたい窓のひとつとして挙げられるのが、2Fのベランダなのです。
2階のベランダの窓は、ベランダに到達しさえすれば、周囲からの視線を遮りつつ侵入できてしまいます。そのため、しっかりと施錠されていてもガラス破りをしやすいのです。
防犯対策を講じる際には、泥棒に狙われやすい立地や住宅の特徴、主な侵入経路などをふまえておく必要があります。
次にあげるような立地は、泥棒が侵入しやすい場合があるため、土地選びの際には慎重さが求められます。
公園やスーパー、あるいは駐車場などが近くにあると、下見を行うために長時間そこに滞在していても、周りの人から不自然に思われにくいです。そういった施設に面している立地には、注意が必要です。
交通アクセスが良いエリアには、日々の生活を便利に送りやすいというメリットがあります。けれども、防犯の観点からは、おすすめできる立地であるとは限りません。交通量が多く、しかも不特定多数の人が大勢行き来するような環境が目の前にあると、犯人が逃亡する際など、人込みに紛れることができてしまうのです。
住宅が密集している場所も、要注意です。都心部であれば特に、戸建て1軒1軒の土地が狭い傾向があり、住宅同士が密集しやすいです。そうなると、あちこちに死角ができるため、犯人は人目に触れることなく侵入できてしまうのです。
庭や外構を設計する際にも、できるだけ死角ができないように工夫することをおすすめします。プライバシーの観点から高めの塀などで住まいをぐるりと囲うと、どうしても侵入されやすくなります。塀で囲みたい場合には、低めにするか、あるいは格子状の塀を選ぶなどして、死角を減らすことが大切です。
また、木を植える場合には、木から2階のベランダなどに侵入できるような配置にしないよう注意しましょう。
繰り返しになりますが、侵入経路として最も多いのが、窓です。そのため、設計を考える段階で、できるだけ侵入されるリスクの低い窓を採用することが大切です。サイズやガラスの強度、鍵の種類などについては特に、慎重に検討しましょう。また、トイレや浴室など、日中も開け放して換気したい場合には、防犯性のある面格子の設置をおすすめします。
特殊詐欺や強盗の犯行グループ、闇バイトなどが犯行を行う前に実施する下見の段階で「これは狙いやすい家だ」判断されないようにしましょう。彼らは、住まいの間取りや周囲の交通量、逃走しやすい経路の有無、防犯対策の充実度をあらかじめ確認した上で、ターゲットを決めているのです。
また、突然の訪問者があっても家に入れないようにしてください。電話によるアポイントがあった場合も、自分から在籍確認の電話を入れることが大切です。
次に挙げるような防犯対策をすることで「侵入に手間がかかる」「逃走するのが難しい」などと判断されやすくなります。
参照元:ホームセキュリティのALSOK|特殊詐欺に使われる闇リストとは?
(https://www.alsok.co.jp/person/recommend/2237/)
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